投稿日:2010年8月4日|カテゴリ:コラム

国内外問わず今まで温帯と言われた多くのエリアで熱中症で死亡又は入院と言う事態が継続しています。

これは温帯エリアに有った比較的先進国と言われる各国が高温と言うものを舐めていたからではないでしょうか?
熱帯エリアに多く有る途上国ではこんなに熱中症では苦労していませんね。
20世紀末スポーツ医学が少々進化したため、やっと『巨人の星』時代の様な非科学的トレーニングも減ってはいますが、無く成ってはいません。
残念ながら日本国内/競技スポーツの世界にはまだ根付いている悪い旧い風習(殆ど平安時代の『まじない』の世界)です。

暑い苦しいところで練習した自分が可愛い??
可愛がるのは個人の自由ですが、競技の世界は結果です。
勝てば正しく、負ければ間違え。
そんな可愛がりしている暇有れば、正しい練習を最高環境下で継続させ、試合や練習で怪我をしないしなやかで強靭な肉体を造りましょう。
トップの競技選手は皆さん真面目に一生懸命努力研究されています。
手抜きなどしていたら一流に居られません。
本競技の練習や試合で苦しいし熱中症や傷害は覚悟の上です。
それは当たり前です。
故に、日常トレーニングなどは熱中症と関係の無い安全な環境で行うのです。

未だに、暑い狭い空間でヨガやストレッチなどのスポーツ風運動類似作業が流行っていますが、どうなっているのでしょう。
こんな苦しい空間で運動をすれば、交感神経/副交感神経のバランスがグジャグジャに成って、まるで更年期症候群類似症状や酷ければ嘔気嘔吐最悪熱中症にて入院なんて事も考えられなく有りません。

本来スポーツは換気の良い屋外で、気候の良い秋に行いましょうと言うのが基本でしたね~。
ベーシックが有るからモジュレートも有りでしょうが、基本を良く学んだ上での応用です。
プロやプロを目指す方々は猛暑激暑の中でもスポーツ大会競技会に参加していますが、これは立場上仕方が無いのです。
誰も好んでやりたく有りません。
その分、主催者側は細心の注意を払って応急対策を講じていますし、参加者側も日常の訓練で鍛えていますから、死に至る事は少ないですし、最悪起こっても納得できる対応がなされています。

プロ級選手専門のトレーニング・ジムではそれなりの対応(相当の低温・低湿度室)をされていますが、俗に言う素人さんを相手にしたFitnessでは如何でしょう???
そこまで完備出来ませんものね。

骨盤腰回し系運動もやたら乱立して、痩せるからと言ってまわし過ぎて、ぎっくり腰を引き起こすところまで指導しているレプリカントも少なく有りません。

サーキットで熱く成り過ぎて訳わかんなくなって旗信号無視も、
車のいじり倒しも、
整備不足も、
各種スポーツや競技会での根性入れも同じです。

何事も過ぎたるは、及ばざるが如しです。