投稿日:2015年7月4日|カテゴリ:お知らせ, コラム

『抗鬱薬フルドーズ/考』 酷い痛みでも、仮にそれが不明慢性痛な、未だに僅かななれど、今時不学な街の開業医に『仮病』と蔑まれる事の有る『線維筋痛症』です。
しかし、線維筋痛症でも鬱型優勢や双極性障害や統合失調症を伴わない限り、抗鬱薬や非定型抗精神病薬のフルドーズは危険です。 安易にフルドーズされている悪症例も見かけますが、フルドーズは活けません!!

唯の抗癲癇薬で有った/アイドル薬PGB『リリカ』様は余りの副作用『浮腫み肥満ふらつき等』で一時程の人気は博して居無い状況。 極東亜細亜敗戦国『コンプレッサー爺婆』に大人気で、少々売れ過ぎ感の強い新人『4C』力士君風でしたから、もうちょっと立場をわきまえて、普通の売上に成りましょう。

直に、秋口、年内を目途に『慢性腰痛』で、抗鬱薬SNRI/DUL/シンバルタ(国際読みではシンバルタ、極東亜細亜の地方読みではサインバルタ)が解禁に成ります。 安易に抗鬱薬を街の『内科や整形外科』でバンバンと20世紀の旧世代アイドル系疼痛緩和薬の『ロキソニン、ボルタレン』等旧世代NSIDsの代用薬として、現代は、弱オピオイド(実は医療用麻薬)である『トラムセット』『トラマール』『ワントラム』『ノルスパン』と同等な安易投薬環境に成らない事を祈ります。

抗鬱薬サインバルタの安易投薬に依る、副作用の嵐で、肝腎機能障害や思考停止や躁転と言うのは簡単に起こり得ます。 まあ、肝腎機能障害では即死は中々起きませんが、思考停止は頭がおかしく成ってしまった証拠です。 また、躁転に依る自殺企図は平気で起こりますから、薬の作用機序と効果と副作用のバランスシートを熟考してからの御投薬をお願い致します。

アタシの様な、精神科と身体科の間に、丸で『こうもり』の如く住み込んで、且つ心療内科とは異なる切り口の『線維筋痛症/医』に取っては、躁転時のメンタル・ペインを毎回押しつけられるのは、非常にストレスの温床に成り、こちらの精神科受診率高まりそうで嫌です。

お願いですから、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、歯科衛生士の各大先生は、新薬投薬前にもう一度再考しましょう。 薬屋さん/MR諸氏の言う事を丸呑みしては活けません。
必ず、研修会参加や文献を読んでからが安全です。

勉強意欲の無い輩は仕事を辞めるか転職するか、嫌われても可なので、医療人を辞めて、究極のサービス業である『商人/商売人』に成って下さい。 それが出来れば、真理は兎も角も真実於ける『医業』は簡単にこなせます。

対治療効果と対副作用バランスです。 未明で自信な無いならば、何も弄らず、即専門医へ御紹介下さい。 それが御互いの為です。 それが一番、顧客こと『患者さん』の為です。