投稿日:2016年6月16日|カテゴリ:お知らせ, コラム

『抗鬱薬の認識を正しく』

http://headlines.yahoo.co.jp/hl

25歳未満、特に21歳未満の未成年者には効果が未明どころか、自殺企図が激増。

今回SNRI/DLX(cymbarta)が慢性腰痛に伴う慢性痛に適応拡大されて、抑うつ傾向無しの患者さんにも使えるそうですが、果たして??

未成年者には要注意であり、使用禁忌では有りませんが、わたくし個人としましては、避けたいです。

だって、SNRI/DLX(cymbarta)は誰が何を言っても基本抗鬱薬です。

その応用編でしょうから、基本を厳守が基本。

非メンタルな慢性痛に安易に出すのは如何に??

わたくしならば、若年層の非メンタル痛ならば、先ずは抗鬱薬処方はせずに、他剤選択し、それでも効果足りらず弱ければ、同じSNRIでも『弱オピオイド阿片製剤』を優先選択し、三次的にメンタル系が確実になれば、又其処で抗鬱剤再考します。

と言うか此処まで必要ならば、精神科専門の先生にメンタルは転送して診て頂く方が患者さんの為です。

大昔の世界チャンピオン問題老人NSAIDs『ロキソニン・ボルタレン・イブ爺婆』、現在の世界チャンピオン抗癲癇薬『PGBリリカ様』、若手売り出し中の阿片製剤『トラムセット君』の様に、安易に整形外科や内科各Drsに、バンバン抗鬱薬『SNRI/DLX(cymbarta)ちゃん』を御処方させるのは如何に??

アタシは何十回もアクチべーション操転気逆を修理させて頂いていますが『いい加減のしろよ!!この野郎』と常時思っています。

アクチべーション位なら益しですが、自殺企図でしかも自殺してしまったら、あんたらどうするねん???

此処までのリスク管理してから抗鬱薬投薬選択してね!!!

阿片製剤トラムセット君だってメンタル系では即中毒症状おこし易いですし、非メンタル系でも米国韓国を見れば、あれだけ中毒患者が多いので、其処迄の覚悟持って投薬選択してね!!!

薬剤メーカーの薬屋さん(調剤薬局除く)に言われたままの投薬は危険且つ御客様に多大な損害をもたらせますし、それを修繕させて頂く同業者にも非常に迷惑です。

臨床経験は場数踏んで、患者さんと殴り合ってあしたのジョー張りの『パンチドランカー』に成る迄鍛えなければ成りませんから簡単には出来ないです。 しかし、少なくとも教科書や資料を熟読し、御偉い研究家大先生連の講演会を拝聴させて頂き、PC通信教育もフル活用させ、それでも解からなければ、担当MR諸氏(薬剤メーカーの薬屋さん)に情報提供御指導頂く事は、臨床経験以外でも何時でも可能な範疇です。 先ずは本読みましょう。。。