投稿日:2016年12月5日|カテゴリ:お知らせ, コラム

『内服は怖い、しかし慢性痛と鬱は治療したい』と言われても。。

祈祷師や魔法使いや宗教家でも人格者でも無い煩悩魂な『アタシ』にはそう言う仕業は出来ません。

治せるならば治してあげたいのは山々ですが、各種学会でのガイドラインと言うモノが確立しつつある現代社会に於いて、流石に『おまじない』や『運動食事療法』と言った生活習慣修正だけで痛みや鬱の軽快は厳しい。

確かに、内服は副作用が怖いですが、主作用が副作用を圧倒的に勝れば利用するのが現代的解釈です。

内服後副作用の有無で内服量を減量又は中止すれば宜しいのです。

その辺も柔軟な考えでフレキシブルに考えないと、そりゃ慢性痛も鬱も軽快する気配は見せません。

漢方系製剤が副作用が無いのでは有りません。

専門家が身体の心の『症』を適正診断して且つ現代医学上でのエビデンス有るガイドラインを基に副作用確認をしているから、副作用が出難いだけです。薬屋さんに言われたままに投薬して居る『木偶の坊何ちゃって漢方医』では即副作用の嵐に至ります。各種西洋薬も同じです。

最新式慢性痛緩和薬(PGBリリカ、オピオイド製剤)や心因性痛やストレス痛(中枢機能障害性痛)に有効な各種疼痛緩和系抗鬱薬、身体的痛に有効な各種侵害受容性痛緩和薬にしても同じです。

要は使う医師の診断基準と投薬手法で全く違う効果と副作用に成ります。

同じ食材を使っても各シェフにより全く異なる御料理が出来るのと同じです。

わたくしは『料理と医療は違う』と叱られた事が有りますが、料理も医療も介護も芸術も音楽も、全て人間様の行う技術を伴う行為は、その各人の技術力と注意力等の繊細さで大幅に結果は異成ると考えます。

漢方だけでやってくれと言われても、残念ですが江戸時代に完成した日本式東洋医学では現代社会に通用させるには限界が有ります。

現代社会は江戸時代では有りません。エアコン、ガス、スマフオ、クルマ、ジェット機等ありとあらゆる現代機器が存在します。

そりゃ、慢性痛や鬱が緩和傾向に来れば、西洋薬は減量又は廃薬は可能ですが、最初から漢方だけでは厳しい。少なくとも保険医療範疇では無理でしょう。

何が何でも漢方だけで生きたいのなら超高級セレブ対象の高額『自費漢方医院』へどうぞ!!世界中の各種学会と其処に所属する専門の医師や研究者が力を合わせて考案したのがガイドラインで有り基本治療です。

それこそ漢方だけと堅く無に固守する方が『おまじない』や『民間療法』未満です。

逆に、癌末期の終末医療緩和医療では、医療用麻薬でも医療用覚醒剤何でも有りです。

しかし、慢性痛や鬱は其処まで追い込んでは、副作用で身体の方が参ってしまうのも真実。

最近は末期癌治療には宗教療法迄導入されるのが普通です。病は気から、痛みも鬱も気からですから、もっと自然体に聞く耳を持って素直に病気と接して下さい。

困ったら、御先祖様に『治して痛いの痛いの飛んで行け』と懇願しつつお祈りしましょう!! 必ず御先祖様や各種神様の御声が聞こえて来ます。

但し、素直な自然体の心を持った方だけにしか聞こえて来ません。

相手の上げ足取りばかり考えて居る不幸な方々には御先祖様や各種神様の御助けの御声は聞こえません。

そこが慢性痛や鬱が軽快出来るか否かの多いなる分岐点臨界点です。