『新型コロナ後遺症専門外来』の御案内

挿絵

LongCOVID-19Syndrome/コロナ肺炎後後遺症症候群の持続する「COVID-19の症状」に関しては、発症から60日経った後にも、嗅覚障害(19.4%)、呼吸苦(17.5%)、だるさ(15.9%)、咳(7.9%)、味覚障害(4.8%)が有ります。

さらに発症から120日経った後にも呼吸苦(11.1%)、嗅覚障害(9.7%)、だるさ(9.5%)、咳(6.3%)、味覚異常(1.7%)が続いていました。
慢性期の入り嗅覚障害が出現した人もおり、発症から92日経ってから嗅覚障害が出現した人もいました。

「COVID-19後疲労症候群」(慢性疲労症候群/全身性労作不耐症;SEID;筋痛性脳脊髄炎; ME/CFS)に関連した症状で「脱毛」についても全体の24%で脱毛がみられました。
脱毛の持続期間は平均76日で、発症時には全くみられないものの、発症後30日くらいから出現し、発症後120日くらいまでみられることがあるようです。

漢方製剤による治療

これらの症状症候群には中々西洋薬でドンピシャのモノは少なく、ここは漢方製剤(インスタント漢方では無い生薬併用型)が有用です。
臭覚異常に関しては慢性臭球障害や慢性副鼻腔炎ですので有効漢方も御座います。
勿論耳鼻科での併用治療もお勧めです。

味覚異常の関してはストレス性胃腸障害と臭球障害に依る事が多いのでこれも漢方製剤は有用です。慢性疲労症候群や脱毛に関してはストレス性疾患である中枢機能障害性に依る影響も強いので漢方製剤は有効です。

本年1月から『LongCOVID-19Syndrome/コロナ肺炎後後遺症症候群』の外来を開始いたしましたのでお困りの方は御相談下さい。

16歳以上の方限定で、基本漢方治療のみに成ります。

関連項目