『不明慢性痛』・・・わたくしの専門領域です

慢性的な痛みでも『線維筋痛症』や『持続性身体表現性疼痛障害』や『体感幻痛』と言う激痛に近い『メンタル系不明慢性痛』を当院では診察させて頂いて居ります。

『椎間板ヘルニア』&『脊柱管狭窄症』と言う『侵害受容性痛慢性期』や『帯状疱疹後痛』&『糖尿病性末梢神経障害性痛』と言う『神経障害性痛』と言う『中等度の慢性痛』や『慢性疲労症候群』や『慢性骨盤内痛症候群』や『舌痛/陰部痛』でも、3ヶ月以上患うと上記の様な『中枢機能障害性痛』と言うストレス起因の『メンタル系不明慢性痛』に至る場合が御座います。

慢性痛は3ヶ月以上患うと、殆どの方にメンタル症状が出て来る場合が有ります。

『整形外科』さんや『ペインクリニック内科』さんや各種『ペイン・センター』さんで、3ヶ月以上治療しても中々軽快しない場合は、当院と同種の『メンタル・ペインクリニック』を扱って居ます、『不明慢性痛/線維筋痛症専門医』さんや慢性痛扱って居る『心療内科』さん(心療内科は非/精神科です・・精神科で慢性痛扱ってくれる処は国内に10軒未満です)や慢性痛扱って居る『漢方内科』さんに受診される事をお勧めします。

『不明慢性痛』の治療について

これらの不明メンタル系慢性痛では、これと言って、特効薬は有りません。

中医や和漢漢方薬、抗痙攣剤、抗癲癇剤、抗鬱剤、准麻薬系製剤(トラムセット、トラマール等)、最新式慢性痛治療薬(リリカ)は当然ですが、弱い鎮静剤や胃薬や筋肉弛緩剤や弱い鎮痛剤でも効果は認められます。
近々には大麻系製剤迄の投薬も有る不明不惑な時代です。
多剤多種西洋薬は非常に効果的に働きます。
しかし、西洋薬は病気を殴り倒しているかの様な効き方をします。
当然、宿主である患者さん御自身へのダメージも出ることが有ります。

西洋薬は確実に効果は出ますから、使わなければ成りませんが、使う場合はその副作用を確認の上必要最小限度にしたいものです。
各自各証各個人病態により、ケースバイケース毎回各対象疾患や病状に依り、治療薬は大幅に異成ります。

漢方系製剤は、身体を温めて気を整流しながら、病気を有する患者さんと寄り添って治療していく方向の御薬です。
故に漢方系製剤を主体に治療をされた方が、確実に副作用は少なくて済みます。

又NSAIDsと言われる旧来の急性痛専門薬(ロキソニン、ボルタレン、イブ、ブルフエン等)は、急性痛には大変な特効薬ですが、胃腸障害や脳血管障害と言う副作用が多く、中年世代以降の不明/慢性痛には長期では使い難いのです。

体感幻痛や不明慢性痛は、四肢切断後痛等では一次体性感覚野(SI)に於ける切断後の機能的再構築(reorganization)に依る、中枢~末梢神経及び大脳皮質~大脳皮質下部位に於ける『ネットワーク障害』から来る幻覚的痛みと評価されています。
切断後幻痛始め不明慢性痛等の神経痛は神経障害性痛の一つに入れられます。

ペインクリニック内科で多く施行されています『神経ブロック』や『K点ブロック』等の注射療法は、それらの痛みの『ネットワーク障害』をリセットさせる手段の一つに過ぎません。
簡単に申し上げれば、パソコンが固まった時に再起動リセットさせるのと同じ行為です。

また運動療法では、座位のヨガの様なメンタル系優位な軽度/運動療法は確実に効果が出ます。
瞑想・座禅等も痛みに効果が有ります。
ヨガのネコのポーズも効果的です。好きな趣味道楽カラオケや音楽鑑賞映画鑑賞等も効果が有ります。
認知行動療法と言われる前向きにポジテイブに生きるコーチング療法も効果絶大です。

いつでも相談できる不明慢性痛専門医と一定の距離感を保ちつつも良い関係を維持し(ラポール形成)、破壊的思想を捨てていつも前向きにポジテイブに考え、素晴らしいヨガ等のレッスンを日に3時間位受けれれば、不明慢性痛は漢方薬やそれに毛の生えた程度の弱い西洋薬だけでも軽快させる事は充分に有ります。
貴方様にプレッシャーをかけてくるような嫌な御相手や嫌な事は、受け入れないで、受け止めないで、忘れる。
無視するシカトするです。

困ったら、いつでも相談に乗ってくれるような、NTVドラマ『Dr倫太郎』の精神科医の様な、話を聞いてくれる医師と良好な関係を結ぶ事です。
ドラマの中に出てくるようなダメ医師のように、患者さんの話を殆ど聞かず、画像診断だけで投薬を決めてしまう様な『精神科の医師』は現実にはおりませんが、画像診断だけでの診察ならば、態々メンタル系医療機関に出向かないまでも、普通のフイジカル系医療機関でも充分対応出来るレベルでしょう。

当院の『メンタル・ペインクリニック/不明慢性痛専門外来』について

当院では何時でも御相談を承りますので、御遠慮無く、受付の専任者迄御連絡(電話、メール、FAX等)下さいませ。
御予約の際は、現在お掛かりになられている医療機関様の御紹介状が有りますと診療が速やかに進みますし、余計な検査もしなくて済むため、time及びコストダウンを図れます。故に現在は御紹介状をお持ちの方々を優先に新患受付をさせて頂いて居ります。

現在新患受付けが非常に混んで居り、1~2ヶ月程は御予約頂けませんが、不意に平日は空く場合も御座います。
御遠慮無く受付専任者迄御相談(☎03-3957-4567)下さい。