投稿日:2017年2月6日|カテゴリ:お知らせ, コラム

サインバルタが慢性腰痛症や変形性膝関節症迄保険適応拡大に伴い、各種学会や厚労省は多くの街医者に対して、投薬注意又は制限している感じです。
それは、既存の整形・内科・ペイン科・漢方内科の一部では、神経症はじめ単極性鬱病の診断及び、単極性鬱病と双極性障害Ⅰ型とⅡ型をDSM5に依る新診断基準にて、鑑別診断出来ないからでしょう。
本来は治療出来ない迄も統合失調症迄をも診断し専門精神科へ転送出来る能力が求められます。
やはりSNRI/DLXサインバルタは基本抗うつ薬ですから、その生理機序をしっかり理解して、国際的診断基準DSM5の診断基準から診断し、主作用副作用を確認し、万が一副作用呈した場合の処置迄確認させてからの処方にさせないと危険です。
無暗やたら処方すれば、そりゃ躁転自殺企図自傷行為も起こり得ます。
メンタル系慢性痛は、旧DSMⅣ時代の「身体表現性疼痛障害」は、新基準DSM5では「身体症状障害」と言われて居ます。
其処まで、奥を見越しての国内保険適応だったのでしょうか??
何か其処まで見越して居ないままGOしてしまった気がしてなりません。
難治性慢性痛はメンタルを病むことが殆どです。
だって長い痛みは不安や鬱を即作りますから。
当然今迄整形外科で対応していた急性期痛(怪我骨折等)/侵害受容性痛~その慢性系。
ペイン内科で対応していた、侵害受容性痛慢性期~各種神経痛(帯状疱疹後神経痛や糖尿病性末梢神経障害痛)/神経障害性痛。
以上とメンタル絡み難治性慢性痛とは治療対象医療機関が異なるモノです。
当然ペイン診れる心療内科/精神科(極稀)はじめメンタル診れるペイン科・漢方内科・整形外科・リウマチ科等に受診しなければ、中々結果には結びつきません。
出来れば、心身を両面で診れる難治性慢性痛専門の「新/診療科名」が早々に出来る事を望みます。