投稿日:2017年8月1日|カテゴリ:お知らせ, コラム

今更ながら、やっと今に成って、強弱オピオイド(阿片製剤/トラムセット、トラマール、ワントラム、ノルスパン、フエンタニル、モルヒネ等)とSNRI/DLX(サインバルタ)の併用が、各学会お偉方大先生連の中でも、活けないと言われ始めました。 同じSNRIなので、作用機序が同じな為、セロトニン症候群を考慮させれば、併用禁忌な筈ですが、何処の学会のガイドラインでも併用禁忌は記載明記されて居ません。 わたくしも例外的に併用したくなくとも、併用する場合は有ります。 それは前医が処方して居たものを廃薬させる迄の短期間に限定して居ます。 殆どの患者さんは中毒症状を呈して居り、廃薬に強い抵抗感が有ります。 基本、メンタル弱った又はメンタル落ち切った「難治性慢性痛」に強弱オピオイドは利用しません。 強オピオイドは「癌性疼痛」、弱オピオイドはメンタル確保された「急性期激痛」には利用します。 メンタル弱った又はメンタル落ち切った又は体感幻覚幻痛的「難治性慢性痛」には抗鬱薬や非定型抗精神病薬や和漢中医漢方製剤を中心に処方し、最終奥義は認知行動療法と自律訓練法に至ります。 しかし世間様(各専門医大先生や街のプライマリー医大先生や薬剤師大先生各位、患者さん各位)は、麻薬阿片製剤には寛容で、やたら精神科薬の利用に対して抵抗勢力に化します。 治したければ、ちゃんとした治療を受けなければ、治らないのがこれらのメンタルペイン。 適当で良ければ、日本人の大好きな「憧れの墓墓伯剌西爾」麻薬系阿片製剤を利用すれば良し。 馬鹿な女優崩れが愚行を行ったせいで、医療用大麻製剤は暫くは販売されませんが、遅かれ早かれ医療用薬として販売されます。 米韓で大量の医療用麻薬中毒を造ったにも関わらず、日本国内でも同じ過ちを犯しそうな現代日本医療環境。 所詮麻薬は、893から飼うのも、医療人から飼うのも同じです。 却って医療人から飼った方が、純度の高い物を健康保険で飼えるだけ気が利いて居ます。 日本は本音と建て前の差が激しい変った御国です。 あ~あ嫌な世の中だなあ~!!