投稿日:2017年11月13日|カテゴリ:お知らせ, コラム

『調剤薬局の問題点』

非常に強く問題有ると思います。
チェーン店化をすれば薬剤購入仕切り価格が激減する為、どんどんチェーン店化やM&Aで大が中を、中が小を買い取って肥大化しています。

酷い処は失敗した薬局がつぶれたら薬剤師から残った薬剤迄全て居ぬきで買い取る迄待って居るハゲタカの様な店も存在します。
調剤薬局は医師の処方通りに組み合わせて売るだけです。

間違えは多いし、勉強不足に依る間違えた説明(抗うつ薬や抗精神病薬は現代はメンタル系慢性痛や線維筋痛症に利用します。処方医が精神科で無くペイン科系心療内科医ならば簡単に理解出来る筈にも関わらず、うつ病や精神病のクスリと他の患者さんの前で公言してしまいます。言われた方は多少メンタル系と理解していても人前で言われたら怒るし勘弁です。)を平気でします。

メンタル病んで酷い慢性痛の御客様に対して、
大きな声で抗うつ薬ですが構いませんか??
とか抗精神病薬ですが構いませんか??
抗てんかん薬ですが構いませんか??
と言う無神経さが問題点。

御客様だってわかって居ても、衆人の前で言われれば、怒るし落ち込みます。
小声で「ストレスで病んだ心を修正させながら痛みを取るお薬です」と言えば済むだけの事。

少なくともアタシから出る処方箋で純/精神科薬は殆ど有りません。
飽くまで心身症的難治性慢性痛用の薬バカリです。
何でもかんでもメンタル系だけしか考えずに、未だにSNRIサインバルタの「約定」は、未だに「慢性痛」の約定は置かずに「鬱」しか置かないと豪語している薬局迄存在します。

今はSNRIサインバルタは鬱よりも鬱の無い慢性腰痛やOAに昔のロキソニンの如く処方される世界が待っているのにね~!!

まあ、医師側のこのお手軽処方にも大問題は有ります。
経験は無くとも、研究会・論文抄読・MR氏からの情報提供始め、少しは勉強してから処方すべきでしょう。
メンタル評価も出来ずにマジの抗鬱薬処方は不味く無いか??
非常に稀なケースで慢性痛でもメンタル正常症例や単極性鬱病ならば副作用は出にくいですが、非定型鬱病や双極性障害以上ならば、即躁転アクチベーションして、メンタルも慢性痛も余計悪化してしまうのです。

ケツ持ちされるアタシの立場を御考慮下さいませ。。
勘弁です。

中には精神科専門の薬局ですが、殆どしゃべらず「質問は処方医へ直接お尋ねください」と言う薬局の鏡の様な処も存在します。

漢方系製剤も日に6P3種類迄の縛りは常識でも、それさえ知らないで平気で調剤します。
医師も完璧に漢方のグラム数(1Pは普通2.5Gですが、1.5~9G迄存在するので電子カルテでチェック出来ないので人間ですから間違える事も有ります)も間違える事は有り得ます。

漢方生薬付加(附子牡蛎紅参サフラン等)の場合も、その意味も解らないで、平気で調剤して居る処も沢山有ります。
各漢方メーカーの製剤で薬草が異なるにも関わらず、当店では揃えて居ないので他のメーカーにして下さいと言われる事も有ります。
漢方にジェネリック薬剤は存在しません。
もう、滅茶苦茶です。
そりゃ薬局は医療機関なんか問題無い程に儲かりまがんな!!

全部が全部そうだとは言いませんが、多くの調剤薬局薬剤師は勉強不足。
医師もそうです。
医師会系で勉強会来るのは毎回決まった40人前後のみ。
薬剤師会も同じようです。
勉強よりも懇親会や飲み会や趣味道楽の方が重要らしいですし、学習研究<<<<<圧倒的「金満」が優先して居る処が多いのが現実。
少なくとも、自己責任下で処方販売内服させる薬に関しては、最低限の経験は無理でも知識知恵知性は持ち合わせる義務が「医師」「薬剤師」「看護師」「ケアマネ」「介護士」には必須です。

2週間処方や30日処方制限有ってもシカトで、長期処方させてくださいという「度阿保/薬局」も少なく有りません。
それで儲かるのは薬局で、全て損害を被るのは医療機関です。
こんな勉強不足の調剤薬局とは永遠に付き合えません。
これなら処方をシンプル化させてでも、一人薬剤師先生を雇わせて頂き、院内処方に切り替えたいです。