投稿日:2011年3月24日|カテゴリ:コラム

この度の東北関東大震災の被災者被災地の皆さま方には心から御悔やみ申し上げます。
早くの再興を望んでおりますし、微力ながらご協力出来ればと思って居ります。

さて、わたくしは1995年に阪神大震災、2004年に中越大地震へと、国境なき医師団や新潟県庁を通じて医療ボランテイァとして各7日つつ御奉仕させて頂いてまいりました。

阪神時は被災状況や規模の関係も有り、国境なき医師団の働きが非常にお役に立てた記憶が有ります。
現地では兵庫医科大学/麻酔科の方がとジョイントで働かせて頂く事も出来て大変勉強に成りました。
中越では初期は新潟県庁を通したエリアにしか行けなかったので殆ど仕事らしき事は出来ず大変申し訳なくも有り残念でしたが、後半は国境なき医師団と合流したため、多少は被災者の方のお役に立てた記憶が有ります。

今回の東北関東大震災では余りに被災箇所が広く、今回の放射能汚染と言う特殊性も有り、現段階では救急医療や災害対策に必須な『コマンド・システム』も上手く働いていない為か、何処で何が求められているか未明な為、いかんとも出来ないで居ります。
日本医師会からのボランテイァ要請も何でも感でも全てボランテイァの当事者へのおんぶに抱っこで、現実感が偉く希薄に感じています。

また広義では我々関東在住者も弱い意味での被災者ですから、中々バ~んと言う感じで東北へボランテイァに向かう気持ち高まらず悶々としている毎日です。

東京で可能な範囲の復旧のお手伝いが出来る範囲は僅かでしょうが、寄付とか当方の御客様への身体的精神的フオロー等の御手伝いやらで何か御役に立てればと思って居ります。

放射能風評等に負けずに、非/被災地での経済活動を活性化させ、東日本の復興には協力すべきとは存じますが、流石に被災月の3月中から以前と同じ活動をするには幾らなんでも心が痛みます。

被災地での窃盗行為は論外ですが、かなり安全エリアである南関東地域に於ける『燃料や食品や飲料水の買い占め』も『さもしい行為』です。
『電気やガソリンを消費させる娯楽』は、それを職業とされて居られるプロの方々を除いては、復旧まで喪に服すのが本来の姿でしょう。
我慢出来ないアマチュアの非職業の方々も居られるでしょうから、責めて3月一杯くらいは辛抱しましょう。

ま~、最終的には各個人個人のお考えですし、犯罪行為でもありませんから、本日から即、非生産性な『ガソリン&電気消費活動』に勤しんでもそれは自由です。

フエテッシュとか変態とかとも呼ばれている『恥かしい行為』を他人に見られる事や見せる事を喜びと感じる御趣味の方々も少なからず居られる21世紀ですから。

わたくし個人は何時まで我慢可能かは未明ですが、責めて計画停電が緩和するまでかなとも思っています。

社会復興の為の消費と我慢は反比例する事も多いので非常に難しい問題です。