投稿日:2013年4月24日|カテゴリ:コラム

http://www.news-postseven.com/archives/20130423_184481.html
ここで紹介されているCOX2選択的阻害薬(セレコックス)は確かに胃腸症状は減らしますが、脳血管障害のリスクは旧来のNSAIDs(ロキソニン、ボルタレン、イブ、ブルフエン等)と殆ど変わりません。
故に35歳以上特に60歳以上の中高年層には脳血管障害リスクを伴います。

35才未満の急性期の怪我骨折打撲(整形外科領域)には今でも頻繁に使いますが、慢性期の疼痛には余り使われなくなりました。

中高年層以上の慢性期疼痛には、日本漢方薬や中国漢方薬や最新式疼痛除去剤(リリカ、トラムセット、ノルスパンテープ等)や痛みの脳神経回路を一時的に遮断させ楽しい事を考えて頂き痛みの連鎖を打ち切る為に少量の抗鬱剤を利用します。