投稿日:2015年1月22日|カテゴリ:コラム

①    K点ブロック(上半身用)
交感神経ブロックの中では安全性が高く且つ効果判定が明白なモノです。
上半身への痛みでは、急性期痛~慢性痛迄かなり利用範囲広いと感じます。
これも元元は針鍼灸の『上/風池』の経絡に針を刺す代りに、麻酔薬注射して居るわけですから、手技としては70年代には女医で有った亡母は既に針鍼灸として取り入れて居た技でした。

わたくしが医師に成った直後、80年代半ばに、亡母から直接指導を受けた針鍼灸の中の代表的経絡が現代言われている処の『K点』です。
その『上/風池』の経絡に麻酔薬を注入して神経ブロックと呼ばれて居るのが経絡ブロックことK点ブロックです。

命名が21世紀的です。

中医学の針鍼灸の経穴に現代西洋薬の麻酔薬を注射してくると言うのは80年代には既にされている日本の東洋医学を専攻されて居る医師は随分いましたが、こう言う命名やプロデュースの仕方で偉く環境は変わります。

上半身の肩甲骨周囲の関節可動域を向上に期待がもてます。
古くて新しいK点ブロックは、かなり使える技に成りそうです。

 

②    K点ブロック(下半身用)
股関節周りの関節可動域を向上させる為に、大腿筋膜張筋や腸腰筋を弛緩させてられる点をK点(経絡)と考えてブロック注射を行います。
特に腰周り股関節周りの慢性痛緩和に効果的です。

これらのK点ブロック注射は、当然の成り行きですが、上半身では肩関節周り肩甲骨周囲の関節可動域や下半身では股関節周囲の関節可動域が拡大向上期待出来る為、運動パフオーマンスも向上且つ怪我や再発防止にも期待が持てます。