投稿日:2015年2月23日|カテゴリ:お知らせ, コラム

これらはニアリーイコールですが厳密には違うものです。
あらゆる疼痛には、それが仮に急性期痛でも、メンタル因子は関わり合うのでしょうから、全ての痛みにはメンタル因子が影響します。
スポーツ選手が怪我で欠場して、この怪我から再起可能か否か不安な気持ちは生じるモノです。

国際基準では 心因性痛だけでは存在し得ないので、やはりストレス被曝性の痛みである線維筋痛症や慢性広範囲痛症や慢性局所痛症や慢性肩こり腰痛や舌痛や陰部痛や頭痛等『中枢機能障害性痛』にメンタル因子が強く作用した状態が『身体表現性疼痛障害(現代は身体症状障害)』の中身なのか??
未明です。

結果的に中枢機能障害性痛の治療すなわち神経障害性痛の治療を施せば、俗に言う心因性痛/身体表現性疼痛障害も軽快するのか??…
だったら、体感幻痛も軽快する筈。。

それが中々至極難儀します。
身体表現性疼痛障害や体感幻痛は、末梢~中枢そして大脳皮質~皮質下での伝達路に於けるネットワーク障害ですから、単純に噛んでいるバフを外せば、そんなに強い力で攻めなくとも、再起動出来る可能性は有ります。
当然、認知行動療法や運動療法や漢方薬程度のきっかけでも軽快する可能性は秘めています。
映画『猿の惑星』に出てくる『ゴリラ族』の様に、何もかも強い力や薬で攻めても、タイミング合わなければ効果は期待出来ないです。
しかし弱い力でもタイミングさえ合えば効果は期待出来ます。