投稿日:2015年4月10日|カテゴリ:お知らせ, コラム

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150408-00000043-jnn-soci

風邪薬、解熱鎮痛薬、漢方薬が主となる市販薬が原因で肝腎機能障害や肺炎等で死亡やS/J症候群(ステイーブンス・ジョンソン症候群)等の強い副作用が出ているそうです。

風邪薬はアセトアミノフエン合剤が原因に多いそうです。

現在は、先進国では350MG配合以下の合剤主に成りましたから、将来は少し減少するでしょう。

解熱鎮痛薬は主にNSAIDs。。。。

ロキソニン、イブ、ボルタレン等です。

良い加減、内服は考えましょう。

現在は胃腸障害の起こしにくいNSAIDsも生まれて居ますし、将来は脳血管障害も起こしにくい画期的なNSAIDsも生まれる事を期待しています。

漢方薬は、これは証を読み間違えて、虚証(胃腸弱い系)の方が実証(胃腸強い系)の薬を継続内服されると、副作用は起こりえます。

逆は少ないです。

まあ、胃腸の弱い方は、生姜や麻黄を内服しないほうが宜しく、出来るだけシナモン/桂枝を内服された方が正しいです。

間質性肺炎を起こす可能性が有る体質の方々は、柴胡剤や黄金剤の内服出来ない方々もおられます。

漢方に関しては、漢方を勉強された医師に、漢方専用の血液検査も含めて切診(舌脈腹診等)に依り、各自の『証』を診てもらってからの処方で無いと、非常にリスクを伴う事も有ります。

漢方だから安全とは言い切れません。

じゃあ、これだけ雁字搦めに成った現在の疼痛緩和薬の『処方薬』では、何を使うねん??

安易にトラマドール系製剤(トラムセット/トラマール)に逝けば良い??

そりゃ、これらは『弱オピオイド麻薬系製剤』と確認後内服されれば、宜しいでしょうが、安易に手を出すと、中毒を引き起こします。

メンタル系症状の無い方々の急性期痛に短期間だけ使うならば勿論OK!!

大賛成!!

癌の緩和ケアなら主人公になる麻薬系製剤です。

アタシ自身も短期間の限定内服はしますし、投薬も行っています。

但し、癌緩和ケアを除き長期投薬や頓服投薬は行わない主義です。

テレビCFで有名なピリピリジンジン系の痛みに有効と言われているPGB/リリカも打率所詮5割。

5割は打者ならI選手以上のスーパースター、しかし医療世界では期待値高い分残念ながら、普通です。

抗欝薬系や抗癲癇薬系だって、これぞと言われるモノは存在しません。

漢方だってパターン認識では薬は決められません。

故にいつも絶対的な薬は痛み系では存在しません。

急性期~慢性期迄/各痛みの種類鑑別診断や各症状所見に依り、痛みの薬の選択は大きく異なります。